子どもの歌の伴奏
夏休み中、高校生になった元教え子から、学園祭で子どもの歌の伴奏をするので教えて欲しいとの依頼がありました。
選曲はまだ未定で、簡単で弾き易い曲がよいというので、妖怪ウオッチの「ようかい体操第一」を薦めてみました。
ちょうど私が楽譜を持っていたので、それを使うことにしました。
練習期間も限られていたので、とりあえず右手のメロディーを弾いてくるように楽譜を渡し、レッスンで左手をつけました。コード進行が簡単だったので、楽譜通り弾くのではなく楽譜を基に伴奏をアレンジして、何とか1回のレッスンでまとめ、あとは自主練すれば弾けるように指導しました。
子どもの歌は、楽譜通りに弾くと結構難しかったりします。
以前、保育科の学生を指導したことがあるのですが、学校で童謡を弾き歌いする課題がでて、生徒は大変苦戦していました。楽譜通り弾くのが難しい上に、弾き歌いとなるとさらに大変になります。
童謡のメロディーは耳慣れていて弾けると思うので、楽譜通りではなくコードで伴奏付けができたら弾き易いのでは?と私は思います。
伴奏は基本的には主要三和音というものがあり、その3つのコードを知っていると殆どの曲は何とか伴奏できます。
私の願いとしては、保育科の学生さんが学校で簡単な伴奏付けの指導が受けられたらいいなと思います。
私は普段のレッスンでも、時々簡単な伴奏付けを指導します。
ピアノ演奏は楽譜通り演奏するのは大切ですが、知っている曲や好きなメロディーに自分なりに伴奏がつけられたら、もっと演奏の世界が広がり楽しいと思います。